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Channel: マークさんの日記 - フォト蔵
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光が 心に届く時 人は輝く

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写真: 恵比寿ガーデンプレイス2008_10月夜景6 写真: 恵比寿ガーデンプレイス2008_10月夜景3 写真: 恵比寿ガーデンプレイス2008_10月夜景4 写真: 恵比寿ガーデンプレイス2008_10月夜景7
先日11月2日の新聞に
照明デザイナー「石井幹子」さんの対談が
掲載されていました。

感動的なお話でしたので抜粋して書きたいと思います。



=光の癒し=
「光は、
人の心に語り掛けるものでなくてはならないと
思っています。」

「本来、日本には繊細で独特な『光の文化』があります。
行灯や提灯などの和道具はとても風流で、
月あかりのようにやさしい。(-)
『ほのかなひかり』を再発見してほしい」

「(明石海峡大橋の照明を手がけた時、
エンジニアの方が実験中に)涙を浮かべているんです。
わけをうかがうと
『亡くなった母が笑っているのが見えました』と。
光がともった時お母様を思い出したそうです。」

「光には不思議な魅力があります。
科学的にも、心と体を癒す効用があるとして、
世界でも光の研究が進んでします。」


=照明デザイナーとしての原点=
「日本のデザイン事務所に勤めていた時、
自分がデザインした照明器具に
光がともったのを見てハッとしたんです。
『光があってはじめて色や形がわかる。
光が変われば、見え方も変わる』と、
光が視界の世界の根源であることに気付きました。」


=師ありて我あり=
「当時、日本には光をデザインする概念はなかったので、
フィンランドで、照明デザイナーの
リーサ・ヨハンソン・パッペ先生のもとで学びました。」

「厳しくしかってくださいました。
仕事はもちろん、立ち居振る舞い、
日常の細かいことまで教えてくださり、
デザイナーとしてだけでなく、
人生の土台を築かせていただきました。」

[設問者-師匠の存在ほど人生で大切なものはありません-]
「本当にそうですね。恩師の心を大切にし、
教えを守っていきたいと思っています。」


=ピンチをチャンスに・粘り強く=
「仕事を始めたころに石油ショックが起こり、
電気を使うというだけで照明が目の敵にされました。」

「(企画書を持って飛び込み)
まったく取り合ってくれませんでした。
書面で伝わらないなら、小規模でも見てもらおうと、
何とか許可を頂いて」

「約8年間です。札幌、仙台、大阪、熊本などで行いました。
でもつらいとは一度も思いませんでした。楽しかったですね。」


=心掛けていること・探究心=
「『サムシング・ニュー』です。
(-)常に『新しい何か』を創造したいと思っています。
(-)技術の進歩が目覚しいなか、
それらを生かした新たな発想が求められています。
寝ても覚めても考えています。それが一番の楽しみなんです。」

「私は、『光が美しい』と感じるのは、
どういうことなのかをずっと考えてきました。
それは『感動』なんですね。
だから、心に染みていくような、
心にスーッと入っていくような光をずっと探し続けています。」

「(目指している若者に)『一つの事を始めたら
10年はやり続けなさい』と言っています。
そうすれば、必ず自分に自信がつくし、
周囲も認めてくれます。」

[設問者-『雇われ根性では人間として成長しない』と教えられました-]
「その通りですね。待っていても何も始まりません。
自分自身で考え、自分らしく挑戦してこそ、
その先に何かが生まれてくると思います。」

以上


この記事を読んで、本当に停滞は人生の敗北であると
少しでも昨日の自分より今日の自分が
そして明日の自分がどうなのか成長しているのかを
考えられるようになっていきたいと思いました!

石井さんの主な国内の作品です
 北海道洞爺湖サミット
 恵比寿ガーデンプレイス
 東京タワー
 東京駅舎ライトアップ
 東京港レインボーブリッジ
 横浜ベイブリッジ
 明石海峡大橋
 姫路城
 東京全日空ホテル
 長堀シンボルロード
 ファンタジーフラッシュタウン函館
  他多数

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